あなたがたは正義の種を蒔き、誠実の実を刈り入れよ。あなたがたは耕地を開拓せよ。今が、主を求める時だ。ついに、主は来て、正義をあなたがたに注がれる。(ホセア10:12)
ある朝のことです。私が乗っていた電車の扉が開いたと思ったらいきなり反対側のドアに押し付けられてしまい(満員電車はもちろんのこと、早朝からサラリーマンの大きな腹で押されてドアに叩きつけられるなんてごめんです!)、顔をしかめて小声で文句を言っていると、同じような境遇の男性が私の隣で目を閉じて微笑んでいるのに気付きました。
彼は気晴らしのためのイヤホンも、漫画もスマホゲームもなしに、ただ目を閉じて微笑んでいたのです。一体誰だろう?と思いながら、私は彼が祈っているか瞑想をしているのだろうと考え、そしてあることに気づきました。もし私が電車に乗っている間、祈りと瞑想にもっと時間を費やしていれば、私自身とこの世界にとってとてもためになるでしょう。
そこで私は同じ車両に詰め込まれている人たちの魂のために祈り始めました。
言いかえれば、もっと時間を割いて、私の人生の中の様々な場所をイエス様とともに耕し、手入れするべきだったのです。
あなたの人生のありとあらゆる場所—通勤電車の中、会社、教室、公園、居間、そしてもちろんあなたの心の奥深い所にも、まだ耕されていない庭があるという事に気づいたら、あなたはきっとびっくりするでしょう。
あなたは人生のありとあらゆる場所に正義の種を蒔いているでしょうか?
伝道者の書は、種まきをすることなしには刈り入れの時はやってこないと言っています。主の尽きることのない愛と正義を刈り入れるために、私たちはまず土を掘り正義の種を蒔き始めなくてはならないのです。