そのとき、イエスは彼らに言われた。「わたしは悲しみのあまり死ぬほどです。ここを離れないで、わたしといっしょに目をさましていなさい。」(マタイ26:38)イエスは祈り終わって立ち上がり、弟子たちのところに来て見ると、彼らは悲しみの果てに、眠り込んでしまっていた。(ルカ22:45)
今週の聖書個所:マタイ26:31~46/ルカ22:32~46
ゲッセマネの園にいたイエス様と弟子たちは、魂の奥底にある悲しみに打ちひしがれていました。そして、イエス様は祈りの中で天の御父を求めましたが、弟子たちは眠ってしまいます。一回目は、弟子たちを起こして誘惑に陥らないよう祈りなさいと命じ、「心が燃えていても肉体は弱い」ということを教えたイエス様ですが、二回目にはもはや彼らを起こすことはせず祈りに戻りました。私たちも弟子たちと同じように、悲しい時に祈って主を求めるという自由が与えられているのです。あなたの心に重くのしかかっている事、あるいはそれほどでもないけれど心にひっかかっている事をほったらかして居眠りしてしまっているようなことはありませんか?イエス様に命じられた通りに祈って神様を求める事で、あなたは主の御心に集中できるようになります。またそうする事で、あなたは誘惑に陥らなくなるのです。