ペテロは彼を見て、イエスに言った。「主よ。この人はどうですか。」(ヨハネ21:21)
今週の聖書個所:ヨハネ21:17-25/ヘブル 12:1-3
イエス様から多くの恵みと憐れみを受けたにも関わらず、ペテロがいとも簡単に気を逸らされてしまうありさまを今週の聖書個所で取り上げました。暖かい焚火、出来たての朝食、ありあまるほど捕れた魚。「私について来なさい」という憐れみに満ちたイエス様からの召しが、神様の働きに戻るようにとペテロに促していました。そして次の瞬間、ペテロは気もそぞろにイエス様から目をそらし、振りかえってヨハネに目を留めます。「あの人はどうなのですか?」
ヘブル人への手紙の筆者はこう言っています。「いっさいの重荷とまつわりつく罪とを捨てて、私たちの前に置かれている競争を忍耐をもって走り続けようではありませんか。」またこうも言っています。「あなたがたはよく監督して、だれも神の恵みから落ちる者がないように」。
私たちももしペテロのようにうっかりしていると、あさっての方向を向いてしまい、スタートラインでつまずいてしまうかも知れません。神様の恵みからそれてしまうことのないように常に気をつけながら、あなたが走ることを邪魔し足手まといになる全てのものを投げ捨て、あなたの足にすぐに絡みついてくる罪を振り捨てましょう。それらのものは、あなたが目の前に置かれている競争を走ることを不可能にしてしまうのですから。